ドッグフードは国産がおすすめ?本当に安心・安全な餌の選び方とは

「国産のドッグフードだから安心!」と考える飼い主さんは多いようです。しかし、国産ドッグフードでも、あまりおすすめできない原料・成分で作られているものもあることをご存知でしょうか?

・国産であれば原料や成分も信頼できる
・国産ドッグフードなら安心
・海外のドッグフードに対して不安がある…
・有名な大手企業が作っていれば安心だと思う

このように考えているなら、「本当に安心・安全なドッグフード」を選ぶためのポイントをぜひ知ってください。多くの飼い主さんがメーカー名や製造国、宣伝内容だけを見てドッグフードを選んでいるようですが、犬の健康を第一に考えるなら選ぶときのポイントは他にあります。

そこでこちらのページでは、国産ドッグフードの正しい選び方や、おすすめ商品、ケース別の選び方のポイントなどをご紹介します。ドッグフードを選ぶには、ドッグフードを知ることから。愛犬の健康のために、正しいドッグフードの選び方をマスターしていきましょう。

安心・安全な国産ドッグフードを選ぶ5つのおすすめチェックポイント

それではさっそく、国産ドッグフードを選ぶときの5つのチェックポイントについて解説していきます。これらの5つのポイントを満たしているドッグフードであれば、健康への悪影響もなく安心です。

ポイント1:原料の産地や仕入先についての情報があること

国産ドッグフードを選ぶときは、まず原料の産地や仕入先に関する情報があることを確認してください。「国産だから原料も国産…」と考えることは危険です。「国産」という表記は、最終的に日本で加工したという意味。途中までの加工が海外で行われていたり、食品に対する安全性が確保されていない地域から原料が輸入されていたりする可能性もあります。

原料の産地や仕入先の調べ方について

原料の産地や仕入先に関する情報はドッグフードの袋だけでなく、公式サイトや販売店からの情報も見てみましょう。最近では「ペットフード安全法」の影響もあり、原産地や生産者の顔写真などが掲載されているケースも増えてきています。

愛犬は大切な家族の一員ですから、わたしたち人間が食べる食材の産地にこだわるように、ドッグフードの原料となっている食材の産地にもこだわってください。国産ドッグフードであっても、原材料に関する情報が少なすぎるようであれば注意するべきです。

ポイント2:粗悪な原料を避けること

原料の産地や仕入先についてチェックするとともに、粗悪な原料が使われていないかを確認することも欠かせません。粗悪な原料とは、「4Dミート」や「低品質な副産物」のことです。

原料の産地や仕入先に関する情報が確かな国産ドッグフードであれば、粗悪な原料が使われていることはないと判断できます。しかし、原料に関する情報がなく、原材料欄に次のような記載があればそのドッグフードは避けた方が良いでしょう。

・ミートミール
・ポークミール
・ミートエキス
・肉類副産物
・魚粉
・肉類
・骨粉

ミートミールとは肉を乾燥させた肉粉のことですが、原料となっている動物の情報が記載されていない場合、4Dミートを使っている可能性も捨てきれません。また、副産物に関しても、どの動物のどの部分が使われているのか明確になることが大切です。

基本的に、人間用食品と同等の安全基準をクリアしている国産ドッグフードであれば問題ありませんが、情報がない場合は低品質な肉類や副産物が使用されていることもあります。

ポイント3:油脂の種類がわかること

ドッグフードの原料で意外と見落とされがちなものが「油脂」です。主原料である肉や魚の情報をしっかりと把握しても、油脂の内容まではチェックしない…という方は多いもの。配合されている油脂に関して、気をつけるべき2つのポイントをご紹介します。

アレルギーの原因物質を避けるため

ドッグフードに使われている油脂には「動物性油脂」「植物性油脂」「魚油」「家禽油脂」などがありますが、原材料欄にこれらの表記がある場合は要注意です。油脂の原料となる動物や植物、魚の種類などが明記されていないと、無意識のうちにアレルギーの原因となる食材を与えてしまう可能性があります。

「チキンオイル」「サーモンオイル」「ラムオイル」「亜麻仁油」など、油脂の採取元がわかれば、アレルギーの原因になっている物質を避けることが可能。愛犬に食物アレルギーがあるなら、食材となっている主原料だけでなく油脂の種類にも気を配るようにしましょう。

酸化防止剤を避けるため

油脂は酸素や高温に触れると酸化し、においや変色が起きることがあります。油脂の品質低下は酸化防止剤で防げますが、中でも酸化しやすい油脂は「動物性油脂」と「魚油」。つまり、動物性油脂と魚油が配合されているドッグフードには、強力な酸化防止剤が使われている可能性が高いということです。

油脂の加工段階で使われる酸化防止剤は、ドッグフードの原材料欄への記載義務がありません。ただし、義務がなくても酸化防止剤の名前を記載しているドッグフードもあるので、酸化防止剤の安全性を確認できるものを選ぶか、酸化しにくい「植物性油脂」使用のものを選ぶことをおすすめします。

ポイント4:危険性のある成分が無添加であること

国産ドッグフードの中には、危険性のある「化学合成物質(人工添加物)」が含まれているものもあります。特に、日本のドッグフードへの添加物基準は、人間の食品よりも規制が緩やかです。配合量が5%未満であれば原材料欄への記載義務もないことから、気づかないうちに添加物が入ったドッグフードを与えてしまうケースも…。

添加物は人間の体にとっても良くないものとされています。次のようなものが使用されていないか、今一度ドッグフードの原料を確かめてみてください。

・合成保存料
・合成着色料
・合成香料
・防腐剤
・酸化防止剤(BHA・BHT)

これらの成分は犬の健康のためではなく、ドッグフードの品質を保持するために使われています。愛犬の体にとって必要ないものであり、食物アレルギーの原因となることもあるので、できる限り無添加のものを選びましょう。

ポイント5:低温調理加工されたドッグフードを選ぶこと

ドッグフードの栄養価や味は、調理加工の方法によって変わることをご存知でしょうか?実は、栄養価が高くおいしいドッグフードを作るためには、「低温調理加工」が最も理想的だと言われています。

タンパク質は高温調理で分解される

タンパク質は犬にとって重要な栄養素ですが、高温で劣化する性質を持つ成分です。高温で一気に調理するとタンパク質やアミノ酸が分解され、ドッグフードの栄養価が低下してしまうことも。

そのため、効率的に必要な栄養素を摂取するためには、低温でじっくりと時間をかけて調理されたドッグフードを選ぶことをおすすめします。

低温調理ドッグフードは安全性も高い傾向に

「低温調理」という調理法にこだわった国産ドッグフードは、原料にもこだわっている傾向があるので安全性も高いと言えます。愛犬にとって大きな楽しみのひとつであるごはん。おいしく安全に栄養を摂ってもらうためには、低温調理加工のドッグフードを選ぶようにしたいものです。

【ケース別】国産ドッグフードを安全性から選ぶなら?

国産ドッグフードを選ぶときの基本をご紹介してきましたが、ここからは理想のドッグフードを選べるように、応用編としてケース別の選び方を解説していきます。こだわりや愛犬の状態によって、適切なドッグフードを選べるようにしていきましょう。

ケース1:無添加の国産ドッグフードを選びたい

まずは、国産ドッグフードの中から無添加の製品を選びたいというケースです。「無添加」と宣伝されているドッグフードは多くありますが、本当に無添加かどうかは詳しく調べる必要があります。

油脂に関する項目で解説したように、加工段階で使用された添加物は原材料欄への記載義務がありません。また、単に「無添加」と明記されていたとしても、どのような成分が使用されていないのかわからなければ不安が残ります。

本当に安心できる国産無添加ドッグフードを選ぶなら、メーカーのホームページなどで、使用されていない添加物と加工段階の添加物使用状況をチェックしましょう。無添加にこだわっているドッグフードであれば「保存料不使用」「酸化防止剤不使用」「人工添加物フリー」などと明記されているはずです。

ケース2:国産のオーガニックドッグフードを選びたい

オーガニック食材を使用した国産ドッグフードであれば、残留農薬などの危険性もなく安心して与えられます。しかし、国産で100%オーガニック食材を使用しているドッグフードはなく、もしオーガニックにこだわるなら「PIYO」というドッグフードが候補です。

「PIYO」は原料の99%がオーガニック食材で、残りの1%は酸化防止剤としてローズマリー精油を使用。酸化防止剤も人工のものではなく、自然由来の植物精油なので安全性は高いと言えます。

とことん犬の健康にこだわったオーガニック100%のドッグフードを食べさせたいという場合は、オーガニックの肉や野菜を購入して、手作り食を作ってみてはいかがでしょうか。オーガニック食材100%で手作り食を作れば、人工添加物のリスクもありません。

ケース3:無添加の国産ウェットドッグフードを選びたい

国産ドライフードには無添加の製品がたくさんありますが、残念ながら、国産ウェットフードには無添加のものはありません。ウェットフードは水分を多く含むことから、品質が低下しないように添加物を使用することが通常となっています。

しかし、国産にこだわらなければ、添加物が少ないウェットドッグフードを購入することも可能。ペット先進国と言われ、ペットフードに関する法規制も敷かれているイギリスやドイツでは、高品質のウェットドッグフードも多数販売されています。価格が高いというデメリットはあるものの、品質の高さを知れば納得されるはずです。

ケース4:グレインフリーのドッグフードを選びたい

国産でグレインフリーのドッグフードを選びたい場合は、「ナチュロル」と「ZEN」の2種類がおすすめです。多くのドッグフードは、穀物を大切な栄養素として配合しているので、国産グレインフリードッグフードは2製品のみとなっています。

しかし、小麦は食物アレルギーの原因になる可能性が高いことから、「グルテンフリー」のドッグフードは多く販売されています。穀物が体質に合わないわけではなく、犬の食物アレルギーへの配慮でグレインフリーを求めているなら、グルテンフリードッグフードで代用してみてはいかがでしょうか。

ケース5:食物アレルギー対策ができるドッグフードを選びたい

食物アレルギーのある愛犬であれば、アレルギー対策が行えるドッグフードを選びたいと考えることは当然です。食物アレルギー対策をしたいという飼い主さんは、国産の「低アレルゲンドッグフード」を選んでみてください。

もちろん、アレルゲンを特定することも大切ですが、検査ではアレルゲンが判明しないこともあります。そのような場合は、少ない食品数で作られた低アレルゲンドッグフードを与えてみると、アレルギー反応を起こさないドッグフードが見つかるかもしれません。

また、今まで食べたことのない原料で作られているドッグフードを与えてみることもひとつの方法。食物アレルギーは特定の食品を食べ続けることで起こりやすく、愛犬が今まで食べたことのない食材であれば問題ないケースも少なくありません。

国産がおすすめ?安心・安全なドッグフードは原料を確認して

「国産ドッグフードだから安心」という飼い主さんは多いものですが、これまでにご紹介してきたとおり、本当に安心・安全なドッグフードを選ぶためには、製造国より原料に着目して選ぶべきです。国産と記載されていたとしても、原料の仕入先がわからなかったり、添加物がたっぷりと入っていたりすれば安全とは言い難いもの。

基本となるドッグフードの選び方を覚えたら、原材料欄をチェックしてみてください。公式サイトやメーカーホームページの情報とも照らし合わせていけば、本当に安全な国産ドッグフードが絞り込まれてくるはずです。

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